金融機関での融資は、まず、金融機関に赴き融資担当者に融資の申し込みをするところから始まります。その際に、担当者に必要な資料を提出し、面談を行います。
担当者は、提出資料と面談の情報をもとに、稟議書を作成します。この稟議書の内容によって、審査に通るかどうかが決まってしまうため、必要な情報を担当者にわかりやすく提供することと、不動産賃貸業に対する融資が得意な担当者を引き当てることが非常に重要です。
作成された稟議書は、店内会議⇒審査部審査⇒役員審査という流れで審査が進められます。
審査で最初に行われるのは『反社チェック』です。金融機関は独自に調査機関を持っていたり、反社リストというものが存在しており、それに照らし合わせて該当者でないかチェックされます。
役員審査が終わったら、内諾の状態となり、最終的に本部審査に進みます。
内諾が出た場合、9割は本部審査も通りますが、犯罪行為や反社とのつながり、返済遅延等の事実が発覚した場合などの特殊なケースにおいては、本部承認で否認されることもあり得ます。